湯布院・佐賀の旅 波戸岬・佐里温泉編
ツーリング本体の予算のせいで、おみやげ資金圧迫に苦しむ僕とM。色んなものを諦めて3日目の宿に向かいます。
PM5:10(波戸岬)

「ザザーン・・・」(お決まりの波音)
そこそこ観光名所のハズですが時間や時期の問題もあり、人はかなり少なめ。岬という端っこな場所に弱い僕ですが、ややゴミが捨てられすぎなところもあり、ちょっといただけないなという感じです。
しかし、ただ岬に来たかっただけではありません。「玄海海中展望塔」と言う名の魅力溢れてそうな施設があったからここまで来たのです。「海底遊歩」というフレーズが本やサイトにあり、一体どんなところなのだろうと興味津々でした。
人気の無い道をひたすら進むと、展望塔のゲートのようなところがあり、キレイなお姉さんが狭い室内で受付をして・・・いましたが、電話でどなたかとお話しています。
(ヒマつ・・・いえ、きっと仕事のお電話のはずです。・・・きっと。)
我々が近づくのを見るとサッと電話を置き、応対してくれました。こういう場所では年配の方が受付していることが多いのですが、若い女性というのは初めてです。

ゲートを潜ればすぐそこに海中展望塔。入場料500円を払った我々は颯爽と歩き出し、展望塔にIN。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
そこには成人男性二人の期待とは異なる風景が展開されておりました。

「水族館?」と思ってしまう風景に唖然とする我々。狭い塔内をアッサリ一周し、やたらと長い階段を駆け上がりました。その道中、「遊歩とは何か」「海中展望とは何か」と議論が尽きなかったのは言うまでもありません。
そして地上に上がり、呆然とするワタクシとM。展望塔の自動ドアに映る落胆した自分たちの姿を見ると、呆然度が増長します。あまりにも意外すぎたワタクシはMに向かい
「海遊館(※大阪のデッカイ水族館)行った方がまだよかったんでないの?」
とタブーを解き放つと、少し間を開け、理性が崩壊してしまったのか、Mは
「てれれれって てーれてれれー」(billy's bootcamp のBGM)
を自らの声で伴奏し、二倍速バタフライを始める始末。そして自動ドアに人の気配を感じ「ビクッ」とバタフライをとめると、その気配は自動ドアのガラスに映った自分の姿であることを認識し、ヒザから笑い崩れる我々。(このテンションは毎回終盤に現れます)
壊れたテンションのまま展望塔を後にし、壊れたテンションがゆえここでは書けないことを連発しながらバイクのところまで戻る道中に、何ともおいしそうな香りがする出店発見。

暴飲暴食後・夕食前にも関わらず、ついつい買ってしまったワタクシ。「んまいッ」と言いながら、宿まで戻るルートを確認しました。
波戸岬から宿がある佐里温泉までは結構時間がかかります。「やっぱ遠いな~」と反省していると、バイクを止めていた近くの民家から老夫婦がやって来て、
「大阪ナンバー?大阪から来たと?エライ遠くから・・・」
と一言・・・どころか、湯布院のオッちゃんのように喋り倒します。関西弁でないところが救いですが、どうも今回のツーリングは時間が無い時に人と触れ合うことが多く、とてもいいことなのですが、とてもタイミングが悪いなというのが正直なところです。
ほどほどに会話をしたところで、老夫婦とお別れし一路本日のお宿に向かうことにしました。
PM6:40(佐里温泉・登栄荘)

「おわ、ここかっ」
写真は真正面から撮っていますが、道路から見ると少し道をそれて下ったところにあるので、うっかり通り過ぎてしまいました。宿泊客かなと思われる方々がいらっしゃいましたが、温泉に入りに来たお客さんのようで、宿泊している人よりも温泉目当ての方が多いような印象です。
(宿に入るまでに三組出てきましたし)
外観はさておき内観ですが、少しレトロというか単純に古い建物なのだなという感想です。フロントの方はとっても丁寧で「サービスとは人であるな」としみじみ感じる我々。
そんな「サービスとは・・・」的な考えをしていると、ベテラン仲居が参上し、「部屋にご案内します。荷物は・・・よろしいですね。」と持とうともせず、サッサと前進。微妙に感じ悪いなと思いながらも、館内を歩き止っては説明、止まっては説明を繰り返すベテラン。止まり位置がなぜか道のど真ん中なので、通行人の邪魔になって仕方ありませんが、それにも気づかないベテランです。
徐々にイラッとするポイントが増えてきましたが、部屋に入ると緩和され・・・というか一時的にソレを忘れました。いや、すごいんですよ、室内露天風呂が。

佐里温泉・登栄荘
- 宿泊料金は15000円
- 備品は一般的だが不満なし
- 露天風呂の敷地がかなり広い
- 部屋自体は純和風
- 建物自体は古いが悪くはない
部屋以上に広いのでビックリです。一方の部屋というと、

古き趣きのある旅館には多い和室で結構広め。特別言うことはありませんが、料金15000円の宿でこの室内露天と部屋であれば十分です。いえ、十分だと思ってました、ここまでは。
夕食は部屋食だったので、案内してくれた仲居さんがそれについて尋ねてこられました。
(以下、そのやりとり)
仲「夕食はもう持ってきましょうか。それともお時間空けますか?」
僕「うーん・・・そうですね。(Mと相談) 30分ほど空けてもらってもいいですか。」
仲「え?30分も?まぁ・・・えぇ・・・んー・・・(口ごもる)」
僕「あ、無理なんですか?無理なら無理でもう少し縮めましょ・・・」
仲「あぁ、かまいませんよ。それならそういうことにしておきます。ふぅ・・・」
という反応を見せる仲居さん。我々はチェックインの時間がだいぶ遅れてましたので、迷惑をかけているところは否めません。さらに着いたばっかりであり、休憩・荷物整理してから飯食いたいと思っていたので、30分空けて欲しいという要望を出したのは結構ワガママだろうなぁと自覚はありました。
別に全部の要望をかなえて欲しいわけではなく、「何時にしますか」と尋ねられたから「30分ぐらい」と答えたわけです。本音ではありますが、時間調整が無理で「もう食事持ってこないと駄目なんですけど・・・・」と言われればそれに合わせるぐらいの心構えは持ってます^^;
「遅らせることはできるけど、仕事終わるの遅くなるから・・・」というところがあったと思うんですけど、何にせよ、露骨に嫌な顔をしなくてもいいでしょうよというが我々の感想で、大きく心象を悪くしたのは言うまでもありません。
「エライ感じ悪いなぁ・・・」
と、お互いに今のやり取りについて感じたところを吐き出し、荷物を片付けていると30分はすぐにたち、「失礼します~」と声をかけられ仲居さん再登場。
誤解の無いように言うと、普段の振る舞いには特に問題がないので食事を運んでもらった時には苛立つ点はなかったです^^; ちなみに夕食はこんな感じでした。

登栄荘の夕食
- お米がかなりおいしい
- お刺身も新鮮で箸が進む
- 室内食か食堂か選べる(ハズ)
食事だけでいうと、湯布院で泊まった「彩岳館」よりおいしいかもしれません。なかなかウマイな~という言葉と共に食べ続け、ほぼ食べ終わりに差し掛かった時に、先ほどの仲居さんが登場しこう言いました(以下、やりとり)
仲「食後に珈琲とケーキがありますが、どれくらいで持ってきましょうか?」
僕「まだ食事終わってないし・・・うーん。じゃあ15分後ぐらいにしてもらえますか」
仲「えっ?15分も?・・・はぁわかりました。そうします」
まず食事終わってないですし、さっきまで米食ってたのにいきなり珈琲とケーキは食べれません。(少なくとも僕とMは) 日常生活で食後に珈琲飲むことはありますが、ナンダカンダで10分ほど間が空いてます。なので「15分後ぐらい」とお願いしたのですが、この反応です。
もうね、あえて言わせていただくと、
ですよ。他の仲居さんに来て欲しい、もうカラミたくない、というのが我々の本音です。宿のスケジュールがあるならそれに合わせるから、一回一回要求聞いてくれるなと思いました。
「あのオバハンさえいなければ、いい宿なのに・・・」
その後、ケーキ食べる時やちょうどいい温度の温泉に入る時、室内露天のところにある椅子で優雅に雑談している時など、この文言が毎回出てきたのは言うまでもありません。もったいないなぁ・・・と思いつつも、再び僕の喉の状態が悪化したので早めに床に着くのでした。
波戸岬で撮った写真たち
記事の構成上、載せ切れなかった波戸岬の写真たちを少しばかり紹介します。
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この記事へのコメント
- ユウヤ
-
ゴミが捨てられているときいて
悲しくなりました。
僕も、ゴミを捨てている人を見ると
いらだってしまいます。
その観光名所がきれいだからくるのに
ゴミを捨てるなんて矛盾してますよねえところで、三者面談が学校であって
志望校には、今の調子でいけば受かりそう
といわれました。
その高校以外では、行きたい所もないし
バイクの免許も取れないのでがんばります。 - 2008/10/14
- センゴク
-
こんばんは、ユウヤさん。
そうなんですよ。水平線に視線をやるととってもキレイなんですが、
ふと海岸線に目をやると、目も当てられない状態でした。少々のゴミなら拾って帰るんですが、あまりにも多すぎて・・・。地元の方たちも
諦めてるのかな・・・という感じです。ちょっと残念ですよね。
おっ、順調ですね。バイクだけが全てじゃないですけど、
受かるか受からないかでライフスタイルが左右しそうですもんね。
大事な時期なので頑張ってくださいー^^
- 2008/10/18