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バイク購入までの軌跡6

僕が初めてのバイクを買った時の浮き沈みするお話。全7回です。こちらのページ下部で一覧を用意しています。

終焉は突然やって来る

すっかり近所の足となった愛車のNS-1。そしてすっかり人様のマンションにバイクを泊めていることを忘れている高校二年生のワタクシ。購入から二ヶ月少したったある寒い日、「今日は寒いから走らんとこうかな・・・。いや、走ろ走ろ。」とノー天気に駐輪場に向かった時のことでした。

いつものようにバイクカバー(厚かましくもかけていました)を外していると、マンション1Fのある部屋の窓が「カラカラカラ・・・」と開き、主婦っぽい女性住人はこう言いました。

「それ兄ちゃんのバイクか?前から気づいとったけどなぁ・・・」

と何かを物凄く言いたげな感じ。するとその後ろにいた恰幅のよい女性から

「兄ちゃんここに住んでるんじゃないやろ?家に泊められへんの?」

かなり鋭くツッコミを入れられ、

「すぐにとは言わへんけど、ここには泊めんといてもらえるかな。」「これ以上泊めるんやったら、私らも管理人さんに言わなアカンしな。」

と実質退去命令が出たわけです。そりゃそうです。人様のマンションにバイクをドカッと泊めては去り、ちょくちょく友人らを連れて駐輪場でワイワイやってるわけですから、どう考えても迷惑でしょう。

深く頭を下げ「早めに何とかしますので、管理人さんだけには・・・」みたいな事を発し、その日はバイクに乗らずその場を後にしました。

当然その一件以降はバイクを乗る回数が激減。何とかならないものかと考えてみましたが、他に泊める場所なんてないですし、ようやくここで「限界だ」と感じました。(はよ気付け・・・orz)

報告が「郵送」で行われる

僕に残された道は一つ。そう「正直に言おう」です。(ようやく過ちであったことに気付く)

バイクの泊め場所が自宅前以外に思いつかないので、こうなるのはもはや必然。父とは相変わらず会話ナッシングだったので、報告先は母しかありません。

でもです。そんなことできるんなら最初からやっているという話です。14万握ってるだけの状態であれば、「バイクが買えなくなるだけ」で済みますが、その時点の状態だと・・・もう考えたくもありません。

そんな感じで二階の自室で悩んでいると、一階の階段から

「ちょっと、アンタ!!」

と母の怒声があがり、明らかにその矛先は僕の様子。「ちょっ・・・ホンマに・・・」と僕の自室のドアを開ける前から怒りを抑えきれないのか、物凄い勢いで階段を上がりきり唖然とする僕の前に一つの封書が母の手から提示され

「これは何やの!!??」(あっ)

とそこにあったのは、何と任意保険の保険証書。忘れた頃にやってくるとはまさにこのことです。「自宅には届かないようにする」というバイク屋の店員の言葉はここで「偽り」であったことが判明し、あとはもう叱責の嵐でございます。

もう何かをお願いできる状況ではなくなり、母からは一方的に「お父さんには黙っとくからバイク売ってきぃや」と最も恐れていた言葉がアッサリと放たれました。

淡くあわーく「もしかしたら許してくれるかも」と抱いていたフレーズはもはや消えてなくなり、言うこと聞く以外なくなってしまったので、とうとうバイク屋さんにNS-1を持っていくことになったのです。

さらばNS-1

バイクを売っぱらうことになりすっかり「ショボーン」としてしまったワタクシ。もはやバレてしまった以上は売るしかありません。

さて、問題はどこで売るのかですが、その時の心情から買った店で売る気はありませんでした。何となくですが安く買い叩かれそうですし、たった三ヶ月しか乗っておらず「親にバレたか」みたいな顔されるのが嫌だったというのが一番大きかったかもしれません。

そこで紹介されたのがレッドバロン。同級生であり既にバイクをガンガン乗り回していたたまにツーリングレポートに出てくる整備士さんが「レッドバロンにしとけば」と言ったので、言うとおりにしました。(他にあてもなかったですし)

早速査定をしてもらうと、初期型がダメなのか評価額は4万円。なんと世知辛い世の中なのかとがっくりしましたが、何かずーっと引っかかっていたものが取れた気がした瞬間でもありました。少なくとも原付生活は楽しかったと言えますが、どこか落ち着きがない毎日でもあったんです。(そりゃ人様のマンションに泊めてますから)

引き取られたNS-1を見ながら「当分バイクはお預けですか・・・」とボヤき、今度はキチンと整備してもらって、誰かに買ってもらえよーと思いながら、店をあとにするのでした。

次は購入記最終話「万事成功ならずとも...」です。

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