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「晴れの国」岡山へ行く 後編

美観地区を目指し、一路岡山へ。しかし、あっさり着いてしまうのでした。

PM0:00(美観地区到着)

予想外の早期到着

岡山ICで降りるところを、瀬戸中央道の早島ICで降り、美観地区を目指すとあっさり到着。どうも距離感がつかめないなと思いながらも、バイクを停め歩き出す三人。

地図は僕が持っていたので先導していたのですが、歩けど歩けど「美観」らしき場所には到達せず、「おかしいなぁ」と思い始めたのがとある交差点を左に曲がった時。

「美観っぽくないで」と二人にツッコまれ、一体ここはどこなんだ、普通の岡山県やないかと思い、ジダンダ踏みながらススイと後ろを振り返ると、

あ、美観や。

お約束というか何と言うか、モノの見事に我が背後に広がる美観地区。「あぁ、ココです。」としれっと方向転換し、横断歩道を渡りました。

PM0:15(美観地区散策)

こりゃエエ景観ですな

「おー、こりゃキレイだわ」

何とも風情がある風景です。地面がコンクリじゃなければ時代劇にも使えるんではないかと思わせる光景で、江戸っぽけりゃ明治っぽくもあるなと思わせる佇まいです。

明治なのか江戸なのか

観光客はGW前半の微妙な休み感覚ともあってか、そこまで多くなくゴミゴミせずスイスイ歩けましたので、ここは二重丸。しかし、あまりこういうところに興味のない整備士さんは、風景をまるで消化するかのごとく前に進んで行きます。

元々、ここについたら小船で小川をサラリと渡る予定だったのですが、いざ現地についてみると

男三人では船も泣くに違いない

↑の船で

川もそうに違いない

↑を通るのだなと初めて理解し、若干乗ってみたい気はするものの、整備士さんとMの

「これじゃサラシモンじゃで。注目されて恥ずかしい。」

の一言で辞退。ま、確かに一理はあるかと思い、足を進めていくとガイドブックに乗っていた珈琲館を発見。

PM0:30(珈琲タイム)

in珈琲館

記事にはあんまり書いたことないんですけど、僕は結構コーヒーが好きなモンで、うまいコーヒーがあるとなると、黙っていられませんのです。(特にウンチクがあるわけでありません。あしからず)

昼食はまだでしたが、とりあえずマッタリするかと思い入店。店内はいかにもコーヒー屋さんやなぁと感じさせる雰囲気で、個人的には結構好きな雰囲気です。

粋な器具です(名称ど忘れ)

あんまりパシャパシャと写真を撮れるような感じじゃなかったので、テーブル周りのみをパシャリ。間もなく店員さんがオーダーと取りにこられ、メニューを見てかなり悩む三人。すると

「当店のオリジナルコーヒーは琥珀の女王です」(にっこり)

とイチオシが入りました。当然ココは琥珀だろう、女王だろうとムサクルシイ男子三人が騒ぎ出し、

三人「じゃあそれで」(あっさり)

とイチオシに流れる三人。しかし「琥珀の女王はアルコール分が少し含まれておりますが・・・」と言われたので、琥珀の女王をあっさり諦め、ノーマルコーヒーを注文することにし、僕はストレートのモカ・マタリを注文。

苦味があるのは今はいらんかなと思って注文したんですが、店員さんの補足説明を受けると「モカ・マタリは苦味が強いものとなっております」と仰る。「おっかしいな。モカって確か酸味の方が強くなかったっけかな」と思ったのですが、「まぁいいや」と持ち前のテキトー資質を発揮しそのまま注文しました。(これでよいのです。)

モカ・マタリ参上

実際に飲んでみると確かに苦味が強い。深煎りにされているのかと勘ぐりながら、「モカってこんな味だったっけか?」と振り返るモグリな珈琲好き。どちらかというと苦味は好きな方ではありますが、何か違うような感じ。

個人的には味は期待以上ではない・・・というより、ある一定以上のレベルに行くと僕には違いがわかりません^^; というのも、ネットで加藤珈琲店さんのコーヒー飲み始めてから、珈琲の専門店で感動するほど旨いと思ったことがないんです。珈琲通の方なら違いがわかるのかもしれないんですが、僕の舌ではやっぱしわかりません^^;

PM1:30(プラン練り直し)

珈琲館さんでゆっくりしすぎてしまい、昼食を食べ損ねている事に気づいた三人。当初行きたいと思っていたばら寿司のお店は岡山市内にあり、ランチタイムが14:00までとなっているので、物理的に無理っぽい。

旅に来ると地域特有のものを食べたくなるのが習性となっており、チェーン店なお店はすべて却下し、手元にあるまっぷるさんを読んでいると、美観地区からさらに南に下った「下津井」というところに「レストランサンセット」という、瀬戸内海を一望できる素晴らしいロケーションのお店があるとの情報を得、一路「下津井」へ。(名物はたこづくし定食のようです)

ただ、オーダーストップが14:30となっていたので、下道ではなく高速でぶっ飛ばしていくことにしました。(といってもMAX120Kmしかでません)

PM2:10(下津井到着)

こりゃ素晴らしい

「うみーっ!セトウチーッ!」

と無意味に叫ぶワタクシ。国民年金健康保養センターが近くにあることもあり、ロケーションは上々。このまま仕事にいかず保養されたい・・・・と思いながら入店・・・しようと思いきや、保養センターとお店が隣接していると気づかず、しばし立ち往生した後入店しました。(ワタクシのミスです。)

そして入店早々に、

「たこづくし定食で。」(腹が減っている様)

と注文。Mのみゴハンものを頼み、待つこと10分。

タコさんの晴れ舞台

きましたでました「たこづくし」。生前のタコさんもまさかここまで多様に調理されることは想像できなかったであろうラインナップです。アドリブでお店を選んだ割には味も上々。特に揚げたタコはとてもおいしかったです。

「あぁ、ンマイ。」

という言葉を多数発し、完食。満腹となった腹を休ませるためしばし窓の外を無言で眺めるオトコ三人。高台にあることから眺めは非常によく、来てよかったと思わせるお店でした。やっぱ自然がないとツーリングっぽくないです。

PM2:50(散策)

もう帰りたくないです。

晴れともあり、瀬戸内海の島々がよく見えます。デジカメで色々と写真を撮っていると、ふと整備士さんが

「アレを使ってみれば?」

と一言。

有料覗きレンズ

いわゆる「100円望遠鏡」です。実は生まれてこの方一度もこれにお金を払ったことがありません。というのもその昔、我が家には「三大禁止有料道具」というものがあり、主に母に設定されたそのラインナップは下記のとおりです。母の意見と共にご覧ください。

  • おみくじ(100円で何がわかる)
  • 望遠鏡(遠くをみてどうする)
  • UFOキャッチャー(取ってどうする)

このような理由で禁止されていた我が幼少期。大人の階段を登るにつれて自力でこれらを体験していきましたが、望遠鏡だけはまだ未体験です。

さて話を戻すと、整備士さんの「使う」というのがよくわからないので詳しく聞いてみると

「デジカメのレンズを望遠鏡の覗く側のレンズに合わせてみるねん。遠くが見えるんとちゃうかな。」

と仰る。効果は全く期待できそうにないのに、妙に乗り気になってしまった僕はそのまま100円をIN。早速デジカメさんを近づけると

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

「全然見えへんやん!」(この嘘つきダルマ)

と大失敗。そもそもデジカメのズーム機能があるじゃないかと気づいたのは100円を入れてから30秒後でした。まぁいいやと思い、今度は我が目で望遠鏡越しに景色を見てみると・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

「お母さん、そういうことですか。」(肉眼で十分です)

と、わざわざ望遠鏡で見なくても肉眼で見る景色で十分と悟った27歳。(今年で28歳)

将来自分の子供への使用禁止道具に「100円望遠鏡」を加えることを決意し、残された休日をしばし堪能するのでした。

次は何かと噛み合わなかった本ツーリング「データ編」です。

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