いざ、県境の川へ 後編
ポカポカ陽気のおかげで、夢の世界へ行ってしまったワタクシ。一向に目が覚めることなく船に揺られておりました。では、夢の世界に行く前に撮った写真を紹介します。
熊野川の風景
PM3:00
「オイ、起きろ」
友人に起こされた僕は、腕に大量にかいた寝汗に驚きながら船を下りました。そう、この遊覧は船が一旦川を上っていき、折り返し地点で休憩した後にまた川下に戻るというコースなのです。これを計算して眠った・・・というわけではありませんが、少々寝汗をかきすぎたため外で涼むことにしました。
都会の川と違ってやはり段違いに水がキレイです。しばし見とれていると、かわいらしい女性の気配を察知しました。・・・そっちに見とれてしまったのは言うまでもありません。(何やってんだか。)
そして川を下ること1時間と少々、ようやく船着場に戻ってきました。時間はPM4:20。当初の予定以上に時間がかかったので、ダラダラせずにすぐにバイクに乗り出発しました。しかし・・・
途中で整備士さんが道路脇にバイクを止め、何やらバイクをイジり出しました。・・・また異変を感じたようです。これだけ外車のトラブルを目の当たりにすると、次に買いたいバイク(外車)への情熱すら薄れてきます。・・・やはり日本車が一番いいのか。
PM6:00(疲労)
1時間ほど走ったので休憩。行きと違って帰りはモチベーションが低いので疲れやすい模様。僕のバイクはラクチンなのでそんなにですが、他の面々は手やら腰やらケツやらに痛みがあるようです。
PM7:30(限界)
日が沈み暗闇が支配した空間の中、疲れきった我々はコーヒーを飲みながら一休み。山道を回避したかったので少々遠回りしているので、予定以上に時間がかかっています。
まだ三重県の端っこなので大阪までは100キロ以上。もうこれは耐えるしかありません。しかも日が落ちているのと山中というのもあって、気温が低い低い。冬用のブルゾンとロンTでだけでは寒すぎます。そうは言っても走らねばならないのが辛いところ。
ひたすら大阪に向かって走り続けました。
そして2時間たって休憩、さらに1時間たちました。空腹は最高潮です。ホントならここで地方グルメにこだわりたいところですが、もうそうは言ってられません。というわけで、三重県都市部にある全国チェーンのカレー屋さんに入り遅めの夕食をとりました。
(もはや写真を取る元気も残されておりませんでした。)
食べ終わり、またバイクを走らせること30分。整備士さんとお別れをして名阪国道(元・高速道路)に乗りました。こういった大きな国道には「○○(地名) ××km」という標識が多いのでスグ視界に入ってきます。
極限状態の中、僕とMが見た標識は
もはやグゥの音も出ません。少し泣きそうになりながら自宅を目指すのでした。
「いざ、県境の川へ」ツーリングデータ
総走行距離 | 510km |
---|---|
給油回数 | 2回(16.7㍑) |
実質燃費 (フォルツァ) |
約30.5km/㍑ |
使ったお金 | 約7500円 |
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