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ロングツーリングのオキテ 中編

前半ではツーリングの土台となる目的地について説明しましたが、大体の場所が決まれば次は現地での動きです。中編では宿をテーマとして説明していきます。

二泊三日でプラン作成する理由

前編で二泊三日を前提としていましたが、これは一泊二日のUターンツーリングはオススメしませんという意味があるのです。

バイクは車や電車・飛行機などの移動と違い、常に外気にさらされているわけですから、体力の消耗も季節問わず激しい傾向にあります。それにより疲労も結構なもので、一晩眠るだけでは疲れがとりきれないことが多いです。なかなか寝付けない場合もありますから、翌日も疲れを引きずる可能性はゼロではないでしょう。

そんな中、翌日にもう帰らないといけないという状況だとどうでしょう。何か気分的に盛り上がらないし、もう少し現地に滞在したいと僕なら思います。現地に行って帰ってくるだけだと、どこか日帰りみたいな感じがして悲しいじゃないですか。ゆえに、二泊三日にして、二日目は思いっきり現地を堪能することを僕はオススメします。

リーズナブルな宿に泊まろう

宿泊手段としては、「キャンプ」「素泊まりの宿(B&Bタイプ含む)」「旅館」がありますが、僕は「旅館」をいつも選択します。他の二つを選択しない理由は後ほど。

ポイントの優先順位

さて、「リーズナブル」と感じる料金は人それぞれです。一般的には料金の割りにいい宿という定義になると思いますが、僕の場合は大体12000円前後。あくまで予算ですので超える時もあればそれ以下の時もありますが、旅行シーズン時に行くことが多いので、大体予算は少しオーバーしますね。(欲が出ることもしばしばです)

僕の感覚をベースとして進めますと、12000円の宿というのはたくさんありますので、当然旅館の内装や施設に着目します。「キレイさ」「雰囲気」「ロケーション」「食事」「備品の充実度」などが大体のポイントですが、逆に清潔感のない部屋や、ドライヤーや歯ブラシ等がないなどの不便な宿には泊まりたくないので、「キレイさ」と「備品の充実度」は優先させておいた方がよいでしょう。

「雰囲気」「ロケーション」は宿の立地条件にもよりますから、どちらかというと「良ければ最高ですね」という感覚です。何よりも清潔であることが第一です。一方「食事」ですが、あまり期待はしません。宿のレビューなどを見ていると、時折食事がおいしいと言われているところはありますが、割と少なめの印象を受けます。

それゆえに、「食事」もおいしければなお良しという感覚です。食事のおいしい宿を探すよりかは、おいしい料理を出す店を探す方が早いですし、外れも少ないと思いますよ。逆に食事にこだわりすぎると宿の料金も少し上がってくるのでご注意を。

料金以上の価値がある宿を見つけるには

上記ポイントを踏まえ予算枠内で宿を探すわけですが、前述の通り料金の割りにいい宿に泊まりたいというのが本音です。言い換えると設定されている宿泊料金以上の料金取ってもおかしくない宿という意味となります。

この辺りは個人の価値観やセンスの問題となりますので、自分がそう思えるのであれば全く問題はありません。しかし、そう言ってしまっては面白くないので、少し具体的に主観を思いっきり交えて説明します。(参考程度に、としておいて下さい^^;)

僕の場合、宿泊料金以上というのは「宿泊料金+3000円~5000円」という感覚です。二倍とか三倍とかというのはさすがに無理がありますので、これぐらいが妥当かなと思ってます。

では、それをどうやって探していくのかと言うとですね、とにかく値段を気にせず、いいなぁ~と思える宿情報を見まくることです。色々と思うところが出てきたり、こだわりたいポイントが出てきて、欲を掻き立てられることにより、妥協ラインが少しあがってきます。

その中に予算にあった宿が見つかればシメタものですが、もしなかった場合は予算の前後に収まりそうな宿を「欲深い目」でチェックします。上位の宿にある「何か」が予算内の宿にある、例えば温泉が広いだの、部屋からの眺めがよいだの、食事が結構こだわってそうだの、この辺りは好みですがそういった各自の希望が満たせていれば見つけれたと言ってよいと思います。

個人的には、「和風モダン」「設備の新しい国民宿舎」がねらい目なんじゃないかなと思ってます。和風モダンはリニューアルした和風宿に多く見られ、元々料金が高くない宿が実施し雰囲気がよくなったり、国民宿舎もそれに近かったりします。

ただ、人気の国民宿舎は料金が安いこともあり、埋まりやすいので期待せずにという感じですね。埋まってなければ即予約、とは言いませんが、候補に入れて早めに宿を絞るものありかと思います。(高知県なら足摺テルメがオススメです。)

予約は三ヶ月前に取る

「リーズナブルな宿」や「人気の宿」などは、その需要の多さから予約はすぐに埋まってしまいがちです。ツーリング予定日の一ヶ月前だと、「ここいいやん」と思った宿は大体予約がいっぱいで、ベストと思える宿はほぼ取れないと言っても過言ではありません。

僕としては大体三ヶ月前ぐらいに予約を取ることをオススメします。このぐらいの時期だと、選択肢もかなり広いですし、世の旅行者も「そろそろ大型連休に向けて・・・」という感じで準備を始める段階だと思うので、一番いいタイミングかなと思います。

逆に三ヶ月前に予約しようとしても取れない宿は、無視してもかまいません。そこまで宿取りに本気になることはなく、あくまでメインはツーリング。この中編ではできるだけ良さ気な宿を取れるよう頑張ろう的なノリで書いてますので、「人気の宿取ろうぜ!」と言っているわけではありません。

ただ、注意する点は温泉街とか有名な観光地であれば三ヶ月前でも埋まりかけの場合がありますので、ご注意を。

キャンプ・素泊まりについての自論

一般的にキャンプはキャンプ地に到着し、身の回りを整理しテント張るなど、全てがセルフサービス。一方素泊まりについては宿舎があるため一部セルフサービスとなります。

メリットとしては、「費用を安く抑えれる」「旅館ほどの時間的制約がない」と自由度の高さが挙げられますが、セルフサービス的なところが個人的にはデメリットです。

キャンプは張ったことがないので、ここでは素泊まりに限定して書きますが、個人的にはあんまり好きではありません。前述の通り、ロングツーリングは疲労が激しいので、宿に着いたらとにかくゆっくりしたい、というのが僕の本音。もう一回バイクに乗ってお店へ移動したり、自炊したりする気力がないのです。

※宿に着く前に夕食とか済ませればいいという考えもありますが、先に宿について少しホッとしたいという気持ちの方が毎回強いです^^;

もちろん「もう一歩も動けない」というわけではないのですが、あれこれ食事や就寝の準備など、本来旅館に泊まれば宿の従業員さんがやってくれることを自分でやるよりも、旅館に泊まってゆっくりして明日のプランを確認する時間に回す方が効率的かなと思うのです。

一度長野のペンションを素泊まりとして借りた時、出る時に掃除機かけなきゃならなかったのは、少しショックでした^^; そりゃキレイにして宿を出るというのは基本ですが、素泊まりってここまでやるのか、と思った瞬間です。
(普通なんでしょうけど)

色々とあるとは思いますが、素泊まりをする場合は「何でも自分で」というぐらいの心構えは必要かと思います。僕はこれがあまり好きではないので、旅館派です。もちろん、キレイに部屋や施設は使いますが、義務でやるのと善意でやるのでは、こちらの気持ちの持ち様が違いますからね。

もし素泊まりを使うとすれば、「B&B(ベットと朝食)」のスタイルでしょうか。連泊になり料金を抑えたい時に使おうかなぁという感じです。まぁ、あくまで自論ですので参考程度として下さいね^^;

中編は以上です。後編では現地の周り方などをお話します。

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