ロングツーリングのオキテ 前編
バイカーにとって暖かい・暑い時期はまさにツーリングのシーズン。特に大型連休ではロングツーリングなど考えることでしょう。僕も過去に色々とロングツーリングを組み実行したものですが、成功あり失敗ありです。
まぁ失敗はツキモノで、それも醍醐味と言えるのかもしれませんが、なるべく失敗は未然に防いでおきたいもの。そこで、極力失敗を抑えるロングツーリングの組み方なるものをご紹介します。二泊三日というのを前提としていますが、この理由は後編にて。
センゴク的ツーリングコンセプト
僕が立てるツーリングプランは基本的に峠などを攻めたり、ハイスピードでギュンギュン飛ばしたりすることはしません。僕自身そういうのが苦手というのもあるのですが、事故る可能性が高くなるので外します。
ただ、走りたい道というのはある程度決めます。景観のよいところや絶景ポイントを組み入れつつ、そこを楽しみながら走る、というのが僕なりのツーリング走行のコンセプトです。
(峠道も楽しいのですが、僕の場合はそれはメインとなり得ません。)
プラス、そこに観光スポットやご当地グルメを取り扱うお店などを組み込み、どちらかというと車のドライブコースに近い感覚です。ツーリング回数はベテランライダーには劣りますが、毎回「こうすればいいんでないかい」と考えた結果、こういう風にプランを組むのがベストと自分では思ってます^^;
では、それを踏まえた上で説明してまいります。
目的地を無理なく決める
ロングツーリングですから泊まることが前提となります。なので、日帰りと違い「行き」の時間・距離を計算するだけでよいとまずザックリ考えましょう。現地を周る時間・・・というのはとりあえず置いておきます。
(話がややこしくなるので)
次にどこに行くか、です。「ココに行きなサイ」というのは地域によりけりですので、一概に言えないのですが、「圏内を出るか出ないか」というところがポイントとなります。
僕の場合は大阪住まいなので、「圏」は近畿となります。なので、距離をかせぐとなると、京都府・兵庫県北部か和歌山・三重県南部という形になるのですが、意外と日帰りで行けてしまう距離ですので、ロングツーリングの場合はほぼ「圏外」を選択します。
(スグ着いちゃうとガッカリしますんで)
少し持論を挟みますが、僕の一日の走行可能距離は大体400~500kmぐらいです。ゆえに日帰りの場合は往復となりますので、行きの走行可能距離は200~250km。となると、近畿圏内であれば意外とどこでも行けてしまうことになります。
事例としては、大阪から長野県の白馬まで走ったことがありますが、高速を半分ぐらい使って大体500km弱。経路設計で下道を入れすぎてシンドイ思いはしましたが、高速を効果的に使えば全然走れる距離です。
もちろん無理をすればもう少し距離を伸ばせますが、しんどくなりすぎて宿でバタンとなるのは嫌ですので、500kmまでにとどめておくのがよいのかなと思います。ただ、あまりツーリング経験のない人ばかりで行く場合は、慣れがなく体力が持たない、道に迷う可能性がある、という点から宿に着くのが夜になるということも考えられますので、圏内で収めてしまうのも一つの手かもしれませんね。
距離をザックリ測る方法は、NAVITIMEというサイトを使うのがオススメです。出発地と目的地の大体の住所を入力すれば、どれくらい距離があるのか、高速を優先させるのか下道を優先させるのかということもできますので、グーグルマップと併用して活用してみて下さい^^
旅の醍醐味「食」「観光スポット」
大体の目的地が決まったら、次は現地で何をするかです。走りメインの人は走るだけでサラッと帰ってしまったり、そのまま宿に行くこともありますが、僕は現地ならではのものを思いっきり堪能しないと満足しない人なので、ここはこだわらせていただきます(笑)
ポイントとしては表題の通りですが、細かく挙げるとこんな感じです。定番ですけど^^;
- ご当地のうまいモンを食す
- その土地で有名な観光スポットを2~3個ピックアップする
- ご当地ソフトクリームを食べる
ご当地のうまいモンを食す
まずはご当地グルメ。これは外せません。旅をしてうまいモンを食う、これだけで満足度が違います。もちろん宿の食事でもいいのですが、それ以外に一つ食べたいものを見つけておいた方がよいでしょう。
(宿の食事は当たり外れがありますので)
過去の事例を挙げると、高知県のカツオや長野の信州そば、最近ではツーリングではないのですが、あつた蓬莱軒のひつまぶし(名古屋)とかです。とにかく現地でしか食べれない、もしくは現地で食べるからうまい、というものがオススメです。
(長野で昼食にマクドを選択したことは、今でも悔やんでいます・・・)
その土地で有名な観光スポットを2~3個ピックアップする
次に観光スポット。これも重要です。現地でただバイクを走らせるのもありだとは思いますが、どうせなら現地ならではの場所に行きたいじゃないですか。なので、これもプランに加えます。加えることによってどう周るかというのを決める必要がありますので、自然と二日目のプランニングが出来上がるのです。
事例としては箱根の大涌谷と甘酒茶屋。大涌谷は二日目にあて、ロープウェイを使ってゆっくり堪能しました。まぁ一部失敗もあるんですが、これはこれでよしです。また、甘酒茶屋は観光スポットではありませんが、そこまで行く道がよかったのと帰りの休憩スポットとしてはちょうどよかったというのが評価できるところです。
組み込み方としては、フラッと立ち寄れるスポットやお店は行き帰りのルートや二日目の空き時間に入れ、ガッツリ観光するところは二日目に入れる、というところでしょう。「ガチガチの旅ってどうなのよ?」と言われそうですが、むしろ旅はガチガチの方がよいのです。想定通りに周れなくても、行くとこが決まっている分動きやすく、何も決めていないと時間だけが過ぎていくのでもったいないからです。
ご当地ソフトクリームを食べる
最後にご当地ソフトクリーム。なんとベタなと思われるかもしれませんが、これは個人的に好きなので書きます(笑)まぁ、ソフトクリームですから味も予想の範囲内というわけですが、黒部ダムの出店の野いちごソフトは別格でした。うますぎです。
道の駅とかSAとか観光スポットのお店で売っていますので、「お、これは現地っぽい」というものが手を出してみて下さい。値段も安いですしね。
ちなみにこれらの情報を拾うのは、「るるぶ」や「まっぷる」といった旅行雑誌がオススメです。行き先が決まらなかったり、行く方面は大体決まったけどもう少し絞りたいと思った時は、本屋さんに並んでいる上記旅行雑誌をパラパラと立ち読みしてみるのもよいでしょう。僕の場合は行くところを絞りたいときに活用してます。
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