バイク洗車の基本的かつ効率的なやり方を紹介します
自分の乗っているバイクが段々汚れてくると、「あ~、洗車せなアカンね・・・・」と思いますが、これがなかなか面倒。やればキレイになるのはわかるんですが、腰が重くなってしまいます。ただ、あまりに汚いと乗る気もなくなるので、そうなる前にザザッと洗っちゃいましょう。
洗車用ツールの紹介
車の洗車用道具と大差はありませんが、一応紹介しておきますね。
- カーシャンプー(ワックスインタイプがオススメ)
- スポンジ(カーシャンプーに付属しているものでOK)
- ホース(散水ノズル付きが望ましい)
- ふき取り用の布×2
では、これらを使っての洗車の流れを説明していきます。
1.バケツ・カーシャンプー・散水用ホースを用意する
まず、家にある適当なバケツとカーシャンプー、散水用ホースでスタンバイします。この散水用ホースはホームセンターで2000円もあればお釣りが返って来るぐらいのものですので、購入を勧めます。水圧が高いので普通のホースでやるよりはるかに効率がいいんですよ。
で、次に用意するのがカーシャンプー。安いものもありますが、僕がオススメなのはワックスインタイプのモノ。バイクに関してはわざわざワックスをかける必要もなく、このワックスインタイプで十分ピカピカになります。大体僕が買っているカーシャンプーは500円前後のもので、スポンジがついているものです。このスポンジですが、特に別個で買わくてもシャンプー付属のもので十分です。
これらが用意できたら、カーシャンプーを先にバケツに少量入れておき、その後でバケツ内に水を強めに注ぎます。(ノズルなら普通にやればOKです)先に水を入れるとあわ立ちにくくなりますので、この手順は守ってくださいね。また、冬の寒い時期は水ではなくお湯を使ってやると手がかじかみませんし、そんなに洗車がおっくうになることもないでしょう。(でも外は寒いんですが。)
2.車体のホコリやゴミを水で洗い流す
車体には細かいホコリやゴミ、またはジャリなども付着していることもありますので、いきなりスポンジでゴシゴシやると傷が入ってしまいます。なので、まず最初は水でザーッと全体のホコリ・ゴミを洗い流してやりましょう。ちなみに水じゃなくても、お風呂の残り湯でもかまいません。汚いと思うかも知れませんが、どうせ洗うので一緒です。
また、ジャリなどの大きなゴミはここである程度落としておくべきです。わざわざあとでスポンジを汚すことになりますので、なるべくスポンジを長持ちさせるためにやっておきましょう。さらに、マフラーに水が入らないよう雨具でも何でも水をはじく素材のものでマフラーをカバーしておきましょう。・・・まぁ、雨でもヘッチャラなようにできているわけですが、入らないようにしておくことにこしたことはありません。
3.「上→下」の順番で洗う
スポンジで車体をゴシゴシやっていると、当然泡が下へ流れ落ちていきます。この時に先に車体の下の部分を洗っていると、上からの汚れを含んだ泡が落ちてきてまた下が汚れてしまいますので、先に上の部分から取り掛かりましょう。僕の場合(フォルツァ)まずスクリーンから洗ってハンドル周り、次に前方のカウルをサーッと磨いたあとバケツで一旦泡を含みなおして、シートを磨く。そしてその後はその周辺のカウルをササッと洗います。
基本的に足回り付近は汚れているので、後回し。汚れていないところを先にやるのがベターでしょう。ハンドル周りから始まり、ネイキッドタイプならタンク→シート→フォーク→エンジン周り、カウルタイプなら、タンク→フロントカウル→シート→エンジン周りとやるのが一番合理的ではないでしょうか。
そして、ホイール・ディスク・スイングアームなどの足回りですが、黒ずんでいることもありえますので、別のスポンジを使ったほうがいいかもです。ただ、汚れやすい部分でもありますので、使い古したスポンジを使ってもOKでしょう。
ここで説明しておきたいのがスポンジの使う周期ですが、僕の場合はカーシャンプーについていたスポンジをまず車体用に使って、シャンプーがなくなったらそれを足回り用に格下げします。
そして新しいシャンプーについているスポンジをまた車体用に使ってなくなったら足回り用・・・というサイクルです。初めて洗車道具を買う方には向かない方法ですが、もし足回りの汚れが少々ガマンできるなら、最初は足回りは水洗いで済ませておき、車体用のスポンジを格下げするのを待ってもいいと思います。
4.泡を一気に洗い流す
次は洗い流しです。泡が乾いてしまう前にササッとやってしまいましょう。ここではあまり注意するところはないのですが、人通りには十分気をつけてクダサイ。僕は人に水をかけたことはありませんが、かけられたことが数回あります。
5.洗車道具を片付ける
水洗いの直後、車体から水がしたたっている状態ですので、この時にふき取りをやるのは効率的ではありません。なので、この間に洗車道具をチャチャッと片付けてしまい、ふき取り用の布を用意しておきましょう。(そして一服するもヨシです。)
6.水をはじき飛ばす
片づけをして布を用意したなら、次は車体についている大粒の水滴を勢いよく弾き飛ばします。ここでは丁寧にふき取ることはせず、少々の水滴を残した状態でOKです。僕が使っているのは「ふくピカ」の使用後のものですが、家にある「雑巾に格下げしてもエエかなと思えるタオル」を使ってもいいでしょう。さすがにタオルを使うのはアレですしね・・・。
7.完全にふき取る(8割)
ふき取るといっても、普通の布では水滴が残りやすいので僕はふき取りセームを使います。セームは普通の布と比べてはるかに吸水性が高く丈夫、何回使っても吸水性が目に見えて落ちるということはありません。(限度はあるでしょうけど。)
拭いていると何度か絞らないといけないのですが、さすがに乾いている時ほどではありませんが十分ふき取れるレベルです。コレ一回使うと、普通の布には戻れません(笑)
ちなみに、セームには本皮と合皮タイプがあります。本皮は確かに吸水性もよかったんですが、値段が高い。合皮でも十分事足りますので、わざわざ本皮を買わなくてもよいでしょう。合皮の値段は大体700円前後。大きさもそこそこなので、高く感じることはないと思います。
さて、実際のふき取りですが、ややチカラを入れてゆっくりふき取りましょう。先ほど一旦水を弾き飛ばしているので、比較的ふき取りやすいハズです。水滴をあらかたふき取り終えたなら、完了。手が届きにくかったり、コマカーイ水滴は走りながら落としちゃえばイイんです。(これぞ、オトコの洗車なり。)
洗車用具のおさらい
洗車に使う道具をまとめてみました。よろしければ参考にしてみてください。
道具名 | 値段 | 備考 |
---|---|---|
散水ホース | 2000円前後 | ホームセンターで安売りしている |
バケツ | 家にあるもので可 | 大体あると思うので・・・(ある事を願う。) |
カーシャンプー | 400円~ | ジャパンで買うとかなりお買い得 |
スポンジ | シャンプーの付属品で可 | カーシャンプーがなくなったら交換する。 |
ふき取り用布 | 家にあるもので可 | 雑巾になる一歩手前のタオルがよいかも。 |
セーム(合皮) | 700円前後 | ジャパンがやはり安い。買って損ナシ。 |
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この記事へのコメント
- サーフ
-
こんにちは^^天気の良い日は洗車しに行きたくなりますよねー。そして、バイク洗車してる人と仲良くなってご飯食べたり^^おっきなアメリカンを洗ってるキョドった小童を見かけたら、優しく声を…^^
あと、センゴクさんに相談に乗って欲しいことがあるのですが…
実は今バイクを探してて…一個目はヤマハのロイヤルスター(ロ)。年式2000で、走行5000㌔、こちらはツアラー仕様でスクリーン、サイドボックス付きです。もう一個はワルキューレ(ワ)。こちらは結構玉数も多いのですが、走行はほとんどが一万キロOVER、年式も2003、2000がちょっとで、他は1990年代です。センゴクさんも大型はそれほど走行距離は気にしなくて良いとおっしゃってましたが…
僕としては、(ロ)はサイドボックスがハードケースで、ステップボードがついてて、それから、マフラー、サイレンサーが左右後ろの方までにょーんと伸びているのがいいなって思ってて。
(ワ)はツアラー仕様ではなく、サイドボックスは付けられず、サイドバッグになってしまうようで…さらにステップボードが無いみたいで…でもやはり、100馬力な上、六気筒エンジンの音は心地よいと聞いてて…
どちらも燃費は気になる程は(カタログ上)変わらず、見た目や装備ではロイヤルスター、実力ではワルキューレと思ってます。どちらも実際に見に行ってきたのですが、試乗はさせてくれず、エンジンのアイドリングを聞いて帰ってきました。
ただ、馬力が(ロ)75、(ワ)100 なのでかなり悩んでいます。それほど速度は出さないのですが(真正ビビリなので!)初速にこだわることがあって。
もう少し考える所があれば、お教えいただけませんか?バイク屋さんも色々聞いてはくれるんですけど、最後は自分の好みだからね^^って笑われちゃって。もう、寝てもさめてもこのことで頭いっぱいなんです…
- 2006/09/29
- センゴク
-
こんばんは、サーフさん。
これはこれは、何とも悩ましいご質問ですねぇ。
走行距離ですが、大型アメリカンバイクとなるとそんなに無茶
な乗り方をする人は少ないでしょうし、二万kmぐらいまで
なら許容範囲かと思います。
僕はあまり大型のアメリカンに乗ったことがないので、突っ込んだ
ことは言えませんが、基本的にアメリカンになると初速よりも
全体の快適性を追求したほうがよいのでは?と思います。
もっとも、このクラスのバイクでエンジン的に物足りないナと
いうことほぼないでしょう。
(足りないと感じたら、アメリカン自体オススメできませんので)調べてみたところ、ワルキューレは逆輸入車がバックギアなし
国内仕様が有りで、振動も少なく快適だそうです。
ロイヤルスターに関してはワルキューレほど情報がないみたい
なので何とも言えませんが、僕も一度フル装備のロイヤルスター
を見たことがありますが、確かにカッコよかったです^^
(多分「ロイヤルスターベンチャー」っていう名前と思います)視点によって一長一短がありますが、初めてのバイクになるなら
見た目から入ってもよいのでは?と思います。エンジン性能
の良し悪しは色々乗り比べてみないとわからないですしね。個人的には、走行5000kmのロイヤルスターは魅力的です。
バイク屋さんの言うとおり、自分の好み次第ですね。
自分が本当にカッコいいなと思えるバイクなら、ある程度のデメリット
が生じても許せると思いますし、何より愛車になりえるほど
入れ込んだバイクの方が楽しいバイクライフが送れると思い
ますよ。車種の特性と自分の好みの完全一致は難しいでしょう
からベストな判断ではなくベターな判断でも問題ないでしょう。ちなみに僕は来年バイク買い替え予定です^^
- 2006/09/30
- サーフ
-
こんにちはセンゴクさん^^
わざわざ調べて頂いてのコメントありがとうございます~
嬉しくなっちゃいました^^今はまだイントルーダーに乗ってて、使いづらいとは言われててもでっかい車体に惚れ込んでて愛着があるんです。信号待ちで車の人に『でかいバイクだね~』なんて言われると何だかまるで、自分のことをほめられてる気がして(勘違い)嬉しくなっちゃって。それで、生涯アメリカンって思いました。
実は今日もう一度二つのバイクを見に行ったんですよ、お昼ころにセンゴクさんのコメント見て、そのままテンションあがって、行って来ました。もう何度もオイル交換や何かでお世話になってるお店の系列店で、『売れちゃったらどうしよう…』とか言ってたら、『手付金チョロっと払ってもらえれば売約済みにしてあげるよ^^』って言われたので、悩んだ挙句、ロイヤルスターに決めました^^気づいたら三時間くらいロイヤルスターとにらめっこしてました(笑)。
センゴクさんも乗り換えですか~!!今度はどんなのにお乗換えですか?大型持ってれば二輪全部乗れるから悩みどころでしょうね^^
本当は少しロイヤルスターに気持ちが傾いてたんですよ、センゴクさんの言葉に背中を押してもらって、もう一歩踏み込むことができました^^相談に乗ってもらえて本当にありがとうございました。 - 2006/09/30
- センゴク
-
あ、すでにバイクをお持ちだったんですね^^;
イントルーダーの重さになれているなら、ロイヤルスターにも
早く馴染めそうですね。(逆の場合もありますけど)
買う前はかなり楽しいですし、納車日なんかは最高潮ですから
大きな買い物はやめられません(笑)僕が次に買おうとしてるのは、トライアンフ社のサンダーバード
かボンネビルっていうクラシックタイプのバイクです。初の
外車ですが、周りに外車ライダーが増えてきたのでいいかなと^^;
性能はそんなに高くないんですが、デザインが大好きなので
今回は完全に見た目重視です。この手のバイクが一番自分に
フィットしそうなので、早く手に入れたいという衝動に駆られ
て日々大変ですよ(笑)いえいえ、とんでもない。僕の乏しい知識で後押しできて逆に
ヨカッタです。くれぐれも立ちゴケにはお気をつけ下さい(笑) - 2006/10/01