中古車を買う方へ 走行距離編
新車も魅力的ですが、価格面で見れば中古車も大変魅力的です。おそらく大半の方は中古車をチョイスされるのではないでしょうか?(僕だけですか?)しかし、やはり一度誰かが乗ったバイクなので、車体をしっかり見極めておかなければなりません。
見栄えはよくて当然
バイク屋さんにならんでいる中古車は基本的にキレイです。売り物ですから当然コンパウンドなどで丹念に磨かれており、見栄えも新車か?と思う程です。店内におかれているものなら当然キレイにしておくはずです。
ここで店内のバイクが全く磨かれておらず、汚い状態で放置されていたなら、僕はまずそのバイク屋さんを疑います。それは、客に売る努力が足りていないと思ってしまうからです。やはり売り物なわけですから、キレイにして見栄えよく置いておくのが基本でしょう。こういうところにもそのバイク屋さんの「誠意」が見え隠れしているのです。大げさかもしれませんが、高い買い物なのでこのくらいはチェックしておいてもよいでしょう。
大型・中型の走行距離の目安
とは言ったものの、大半のお店はきれいにしてあるので、とりあえずスピードメーターの走行距離を見ましょう。
バイクや車には走行距離を測るメーターが二つ付いています。一つは総走行距離を計るもの(5桁)、もう一つはトリップメーターと言い、これは自分自身で自由にリセットができるものです(3桁)。もちろん見るのは総走行距離です。
ここで決定的に違うのが、大型バイクと中型バイクです。エンジン特性から見て、大型バイクはパワーも大きいので、そんなに回転数を上げなくてもスピードが出せます。つまり、あまりエンジンに負担がかからないということです。なので、走行距離が10000kmを超えたところで、そこまで気にするほどでもありません。全然OKです。おそらく20000kmまでは許容範囲としても、エンジン的には大丈夫でしょう。
一方、中型バイクはスピードを出すと、かなりエンジンがうなります。400ccはまだマシですが、250ccクラスとなると、高速道路を走っている時はもうイッパイイッパイです。なので、10000km前後が許容範囲になるかなと思います。それ以上走っているバイクは、少し敬遠してもよいでしょう。
改ざん?交換?
一見、走行距離も少なくて、値段も安いバイクがたまにあります。掘り出しものという可能性もありますが、別のパターンもあるのです。
それはスピードメーターの交換です。交換すると、走行距離は一旦リセットされます。悪質なバイク業者となると、平気でこれをやっていますので、素人目にはうっかり騙されてしまいます。また、走行距離を意図的に少なくしたりもしている場合もありますので、十分に注意して下さい。
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