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大型バイクの免許の取得方法【費用・期間など】

以前は試験場での一発試験でしか取れなかったこの大型二輪免許ですが、1998年あたり(多分)から教習所でも取得可能となり、敷居が低くなりました。何を隠そう僕もその恩恵を受けたうちの一人です(笑)この免許を取ると、二輪と名の付く乗り物は何でも乗車可能となり、「限定解除」と呼ばれるのはそのせいだったりします。

大型バイク免許の取得にかかる時間・費用は?

大型バイクの免許を取得する方法は2つあります。
一つは試験場でテストを受ける方法、もう一つは教習所で所定の教習を受けた後卒業試験を合格して認定をもらい、試験場で学科テスト受けるやり方です。

試験場のテスト(当日飛び込み試験)で取得する場合の期間

合格すれば1日で取得できますが、学科試験と実技試験の両方に合格する必要があり、実技試験自体がキビシーので初心者向けではありません。中型バイクを乗りこなした人でも難しいので、費用も期間もコンパクトに収まりますが、成功率は低めですね。

詳しくは当サイトの一発試験での取得方法1をご覧ください

教習所で取得する場合の期間

期間はどんなスケジュールを組むかによって変わります。早かったら1ヶ月ぐらいですが、僕は当時学生だったので、3ヶ月ぐらいかかりました。

※早く取りたいなら合宿が手っ取り早いですよ

教習所の場合の料金体系例

MT(ミッション) 所有免許なし、もしくは原付免許のみの方
総費用 およそ24万円
学科時限数 26時限
技能時限数 36時限
普通免許・大型免許をお持ちの方
総費用 およそ19万円
学科時限数 1時限
技能時限数 17時限
普通自動二輪免許をお持ちの方
総費用 およそ8万円
学科時限数 無し
技能時限数 12時限
小型限定自動二輪免許をお持ちの方
総費用 およそ13万円
学科時限数 無し
技能時限数 20時限
AT(オートマ) 普通免許・大型免許をお持ちの方
総費用 およそ6万円
学科時限数 1時限
技能時限数 13時限
普通自動二輪免許をお持ちの方
総費用 およそ7万円
学科時限数 無し
技能時限数 9時限

AT(オートマ)に関して

この大型クラスのATは650ccまでとなっており、中途半端だなーと思われるかもしれませんが、今のところ(2017年5月現在)650ccを超えるAT車がないせいだと思われます。また、上記の料金表は某教習所のHPから抜粋したものなのですが免許なし、または原付免許からのAT免許取得の料金が書かれていなかったので教習所に問い合わせてみたところ、このような回答をいただきました。

「今、AT車の台数が足りないので、転倒などをされると代わりのバイクがもうないので、免許なしや原付免許からの方はお断りしてるんですよ。なので、今のところ普通二輪や普通免許の方のみの受付となっております。」

新設された免許なので、こういった事情もあるのですね。おそらく時が経てばそのうちこの問題は解消されると思います。何せ、普通免許の方でもバイクは未経験なのですから、転倒される可能性もありますしね。深くはツッコまないという事で・・・。

普通自動二輪(中型バイク免許)と教習内容はどう違うのか?

教習の内容はほぼ同じですが、下記の点だけがちょっと違います。

波状路

先に映像を見てもらったほうが分かりやすいです。

凸凹道を走る練習と思ってもらえればOKです。アクセル操作を誤るとエンストしたりコースから外れたりすると、試験ではNGなので少々シビアです。

大型バイクはパワーが大きいので、ちょっとしたアクセル操作のミスで急発進するなど少しデリケートな部分があります。僕も初めて大型バイクを運転した時は、中型バイクの要領でアクセルをまわしたら、ぐぐっと身体が持っていかれてコケそうになりました(笑)ちょっと回すだけで十分なんですよね。

下記の一本橋・スラロームでもそうですが、中型バイクより試験基準がシビアになっているのは、そういう細かなバイクの操作が求められるからで、波状路もその一環なのでしょうね。

一本橋の時間

試験の時の時間が変わります。

普通自動二輪は7秒以上、大型自動二輪は10秒以上

3秒増えるってちょっとシビアに見えますが、半クラでの運転は慣れてたので、教官に「目線を上に向けなさい」とアドバイスをもらってから楽勝になりました。ちゃんと練習すれば全然大丈夫ですよ。

スラロームの時間

これも一本橋と同じでちょっと厳し目になっています。

普通自動二輪は8秒以内、大型自動二輪は7秒以内

元々僕自身ライディングはそんなに上手ではありませんが、これも目線とアクセルを回すタイミングを意識すれば大丈夫です。

大型自動二輪の総合評価

僕自身が大型バイクが好きなので、ぜひとっていただきたい免許だと思いますが、それでは他の免許と平等ではないので、少しメリットデメリットを挙げさせてもらいます。

メリット

何といっても中型クラスからは考えられない程の加速力で、これを一度体感するとクセになります。僕の初体験(何だか変な響きですが)の感想は、「は、は、速ェー!!」というものでした。また、これは大型バイクを買った後の感想ですが、高速道路でもそんなに回転数を回さなくてもよいので、非常にゆとりある走行ができます。一部の車種を除き、パワー不足を感じることはまずありえません。

また、維持費も400ccクラスと大差なく、同じ維持費を払うなら大型バイクの方がいいのではないかと考えられますね。

デメリット

まず、車体価格が高設定であることですね。ある程度状態のよいバイクなら中古でも50万円以上はします。僕の以前乗っていたイナズマ1200という不人気なバイクでも58万円ほどしましたので、やはりこれくらいは覚悟しなければいけませんね。

次に維持費ですが、これは税金や保険などの諸経費の事ではなく、メンテナンスの際のパーツ交換です。特に大型バイクはタイヤが大きいので、この費用がバカになりません。一本2万円以上はするという気絶してしまいそうなくらいの値段なのでこれは最大のデメリットとなります。また、カスタムの際のマフラーの値段もバカ高いです。メーカーのフラッグシップモデルのフルエキゾーストマフラー(新品)なら、20万円近くの値がついていますので、決して安くはないのです。

と、ここで「車体も重いんじゃないの?」と言われそうですが、僕の経験上、教習所の教習車が一番重いです。転倒防止のバンパーなどがついているので重くなっており、免許を取れた方ならそんなに気にするほどでもありません。ただ、めちゃくちゃ重い車種もありますので、バイク屋さんでバイクにまたがるなどして、確認をとっておいてくださいね。

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