モテる?エンブレ講座 実践編
さて、理論の次は実践ですが、エンブレをうまくかけるにはギアダウンによるスピードダウンを利用するという事でした。では実際にはどうやるのか説明していきましょう。
回転数を合わせる
バイクを走らせている時、ギアダウンして一速下のギアに切り替えると、回転数が上がり特に低速の、場合は強い制動がかかって少し前のめりになることがあると思いますが、これはあらかじめ回転数をあわせることによって解消できます。(うまく「キメる」ための第一歩です)
例えば、三速・4000回転くらいで時速50kmで走っていたところを二速にギアダウンしたら7000回転くらいに上がったとします。これは二速ギアの適切な回転数になったということを示しています。ではこの時に起こる「前のめり」を防止するためにギアを下げてクラッチを放す前に回転数を微調整してみましょう。ここで使うのがアクセルです。手順としてはこんな感じでしょうか。(順番に)
- 1.クラッチを握る
- 2.ギアを一速落とす。
- 3.アクセルを回し回転数をあらかじめ上げる。(上記の例の場合、7000回転に上げる)
- 4.クラッチを放す
この手順でいけばいい感じでバイクは減速してくれます。もちろん制動は大きくなりますので、体というか心の準備はやはり必要です。
キレイに「キメる」ためには
慣れないうちはエンブレは少しブサイクな音となってしまいます。キレイにキマれば「ブォーン」というエンジン音が出ますが、最初は「ブォン・・ブォーン」となります。特に問題はないのですが、うまくやるためには少しコツがいります。
まぁ・・・コツと言っても、上記1~4の手順をいかに手早くやるかということなのですが、特に重要なのが「3」から「4」に移る速さです。ちょっとイメージしてみてください。
アクセルを回して回転数を上げる → 「ブォーン」というエンジン音がする。 ギアダウンしてクラッチを放す → 「ブォーン」というエンジン音とともに減速する。両方とも音が同じですよね。要はこの二つの音を「重ねるようにすること」につきます。タイミングはほぼ同時ですが、順番はやっぱり「3」→「4」です。うまくいかない場合は「3」から「4」に移る動作が遅れてしまっている可能性がありますので、じっくり意識してやってみて下さい。
家で出来る?「エンブレのキメ方」の練習法
まず椅子に座ってください。使うのは両手と左足です。次に両腕をバイクのハンドルを握る位置まで伸ばします。そして両足を肩幅より少し広めに開いて少し左足を浮かせて下さい。では始めましょう。(順番に)
- 1.左手を握る(クラッチを握る)
- 2.左足で床を叩く(ギアを落とす)
- 3.右手を奥に90°手前の角度を目安に回す。(アクセルを回す)
- 4.左手を「パー」にする。(クラッチを放す)
「3」から「4」に移る時の理想的な速さは、右手を回した直後に左手を「パー」するくらいがいいです。速くやりすぎると同時になるので、微調整しましょう。
これをやれば、明日からエンブレをマスターできるわけではありませんが、イメージをつかんでからやることによって上達は早くなります。何も知らない状態からいきなりバイクに乗って練習すると、少し危ないのでまずはこの練習法をマスターしてからやることをオススメします。
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