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事故名:「地をはう光と私」

自慢ではありませんが、僕は1999年~2004年の間で5回少々事故を起こしております。こんな背景があるからこそ、今ではムチャクチャ安全運転なんですが、当時は勢いもあってか危なっかしい運転ばかりしておりました。一回目の事故で学習しろという話ですが、なかなかどうして。ハンドルを握ると人格がなんとやら・・・ではありませんが、ついつい気が緩んでしまうのです。

そんな僕のつたない事故話をご紹介します。今回は初めての事故のことです。

50ccで一人遠征

これは夏が過ぎて過ごしやすくなった1999年9月末のことです。南大阪に住む友人宅に行くために、前々から約束を取り付けていました。そこで僕が選んだ交通手段は電車ではなくて原付。トータルでの交通費が原付の方が安く付くという安易な理由でした。

出発時間は夜10時と遅めで、夜明かしして帰る予定でした。ちょうどタイミングよくその前日に買ったばかりのスウェットとカバン(皮素材のリュックタイプ)があったので、それらを身にまといいざ出発。これから事故が起きるとも知らずに、です。

キラリと光るモノ

出発時間が遅かったため、交通量も少なく思ったより早く着きそうな雰囲気。いつもなら車でごった返す道幅がやや狭い旧国道なのですが、この日は快調そのものです。それに加えて夜の風の気持ちよさ、すっかり気が抜けていました。

そんな時、対向車線の遥か向こうに何やらキラリと光るモノを発見しました。かなり小さなモノで、小刻みに動いています。気になりましたが、対向車線だったので感覚的には「ん?何じゃありゃ?」程度でした。

僕と「光るモノ」の距離感

のんきにかまえていると、対向車線にいた「光るモノ」が急にコチラの車線に移動。僕のまん前に現れ、どうやら小動物の模様。「う、うおっ!!??」とハンドルを切るが、時すでに遅し。原付は小動物を乗り上げ、僕は遠くに飛ばされ仰向けに着地し背負ったオニューのカバンを下敷きにして、

ゴーーー(地をはうマイ原付の音)
ガーーー(地をはう僕のリュックの音)

とモノスゴイ音を立てて、事故発生。原付のカウルは割れはしなかったものの、すり傷がたくさん。セルを回し動くかどうか確かめましたが、どうやら無事の様子。一方、僕の買ったばかりのリュックもすり傷だらけ。破れたと思ったんですがさすが吉田カバンです。その代わり、買ったばかりのスウェットはボロボロで、後日友人に「それってデザイン?」と言われるぐらいピンポイントで破けていました。(破れたのに着ているのはお金がなかったせいです。)

「うわー、最悪や・・・orz」と少々へこんでいる時に、

「おい、兄ちゃん大丈夫か?ものすごい音がしたから来てみたんやけど。」

と優しい面持ちのオジサンが僕に声をかけてきました。自分は大丈夫だと告げると、さらにオジサンは、「どないしたんや?何かとぶつかったんか?」と続けます。わかっているのは「小動物とぶつかった事」。それを告げると、オジサンはキョロキョロと辺りを見回し何かを見つけた模様。「おい、アレちゃうか?」と言ったので、二人で「小動物」の元へ足を運びました。(原付は道路脇によせておきました。)

その小動物は

タヌキでした。(意外すぎる・・・)

二人とも「タヌキて!!」と会ったばかりなのに、絶妙のタイミングで声がハモリました。まさかこんな街中でタヌキが出るなんてビックリ。飛び出したのはタヌキですが、やはり命を奪ってしまってはかわいそうなことをしたと思うので、オジサンと二人で手を合わせました。(このオジサン、とても接しやすいのです。)

ここでどうしようかと思ったのが、「タヌキさんのその後」です。放っておくわけにもいきません。うーんと考えているとオジサンが、「俺がやっとくからまかしとき」と神の手が。何ていい人なんだと心から感謝していると、さらに

「よー見たら、君の原付ミラー割れてるで。ウチ、バイク屋やから代わりのモンあげるわ。」

思わぬ偶然に驚き、事故を起こしたにもかかわらず至れり尽くせりな状態。「こんな親切な人ってまだ居るんやな、世の中捨てたモンじゃないわ。」と世を捨てたわけでもないのにボヤク僕。そこでふと小動物と接触した場所の横を見ると、何とそこがオジサンの家でした。そりゃあんな音たてたらでてきますよね・・・。(ご迷惑をおかけしました)

そしてミラーを付け替えた後、オジサンに何度もお礼を言って、ケガをしたため家に帰った・・・のではなく、

再び友人宅に向かいました。(帰れよ)

この事故の教訓

思わぬところで思わぬモノと接触し、思わぬ手厚い保護を受けた今回の事故。この事故から受けた教訓はコチラ。

  • 夜道で地面付近で何かが小さく光ったら要注意
  • オニューの服はなるべく着ないこと
  • 事故を起こしたら、一旦家に帰ること(傷が痛んで満足に遊べませんでした)
  • 事故ると、ほぼフォークが曲がるのでやはり家に帰ること

以上です。夜道の小動物にはくれぐれもお気をつけて。

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この記事へのコメント

ミキティ

こちらへは初のコメントです。失礼します。
それにしても、たぬきとは驚きでしたね~。
南大阪なかなか恐るべしですね。
って私はバリバリの南大阪の住人ですが。。。
我が家の地域でも数年前、なぜか「アライグマ」が出没して大騒ぎでした。
そんな『ラスカル』なんてかわいいもんじゃなかったですよ~。
けっこう気性が激しいらしいですし。
夜のうちに畑で育てているスイカを食べるんです。
しかも驚きの食べ方で、スイカに小さな穴を開けて。
そこから吸い込むように食べたかどうかはさだかではありませんが、小さな穴があるだけなのに中身がキレイに無くなっているんです。
まぁ。噂に噂を重ねた話ですがね(笑)
でもきっと真夜中の畑に、あの日のタヌキと同じように小さく光るものがあったに違いないです。

2006/08/02
センゴク

初コメントに少しビックリしてしまいました^^;

おー、完全に畑荒しじゃないですか。
ホントにアライグマが「ラスカル」ならそんな悪行はしませんよね~。
ただ、中身がキレイに無くなっているってのは、ちょっと
想像するのが難しいです。アライグマが必死に手を突っ込んで・・・
とは少々マヌケすぎるので・・・。(ネタになってしまいます)

あの光る目は軽くトラウマです。この事故以来、昼夜問わず
小道は常に徐行してます(笑)

2006/08/03

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