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バイクの保険 ~保険に入るべき理由~

バイクの保険とは、いわゆる自動車保険の一種です。自賠責保険は強制保険なのに対してこちらは完全に任意、つまり「入る入らないは自由」です。

本来保険というものは、カンタンに言えば「何かあった時のための保障を買う」というもので、このバイク保険(自動車保険を含め)に関して言えば、「自賠責保険では補いきれない部分をカバーするために加入する」と考えてください。では、自賠責保険では何が足りないのでしょうか?(何かのガイドブックみたいな言い方です・・・^^;)

自賠責保険の「足りないトコロ」

自賠責保険は「人」に対しては保障がききますが、「モノ」に対しては全くです。事故には色んなケースが予測され、必ずしも「人」に危害を及ぼすのみとは限りません。例えば車との接触事故で、こちらに過失がある(こちちが悪い)場合、その修繕費や当たり所が悪ければ買い換え費用も負担しなければならないこともあります。

また、「人」に対しての保障も十分ではありません。そこで、自賠責保険の保障内容を下記の表にまとめてみました。

損害 損害の範囲 支払限度額 支払基準
死亡 葬儀費
逸失利益
慰謝料
3000万円 事故で被害者が死亡した場合、
損害の範囲の合計が支払限度額の
範囲内で支払われる。
傷害または
死亡に至るまでの傷害
治療費等
(積極傷害)
休業損害
慰謝料
120万円 事故で被害者が傷害を負った場合、損害の範囲の合計が支払限度額の範囲内で支払われる。
後遺障害 逸失利益
慰謝料
1級:4000万円

14級:75万円
事故で被害者が後遺傷害を残した場合、身体に残った障害の程度に応じた等級によって損害の範囲の合計が支払限度額の範囲内で支払われる。

このケースで言う「逸失利益」とは、被害者が事故で死亡していなければ、または障害を負っていなければ得られたであろう利益を指します。ピンとこないかもしれないので、逸失利益の算定方法を用いて説明しますね。

(日本損害保険協会HPより抜粋、ここから)

死亡事故の場合の逸失利益算定例

例)36歳で年収500万円の人が死亡した場合

  • 計算式:(収入額-被害者本人の生活費)×一定係数
  • 生活費:収入額の35%
  • 就労可能年数(31年)に対応する中間利息控除の係数:15.593(ライブニッツ係数)
  • 逸失利益:5068万円(この事例の場合)

後遺障害の場合の逸失利益算定例

例)36歳で年収500万円の人に後遺障害(労働能力喪失率:67%)が残った場合

  • 計算式 : 収入額×労働能力喪失率×一定係数
  • 就労可能年数(31年)に対応する中間利息控除の係数 : 15.593(ライブニッツ係数)
  • 逸失利益 : 5224万円(この事例の場合)

(日本損害保険協会HPより抜粋、ここまで)

事故が必ずしも死亡を招くとは限りませんが、その逆もしかりです。モノなら直したり新しくしたりできますが、人はそういうわけにはいきません。もし死亡させたり障害を負わせたりしてしまったら、一生かけて償わなければなりませんし、その際の逸失利益や慰謝料を考えると、億を越すケースもまれではないことから、自賠責保険では事足りないのは明白です。

対物保障は絶対必要

人に対しての保障もそうですが、自賠責の弱点は対物にもあります。バイクの事故において人に対しての場合もありますが、接触事故(車やガードレールなど)も多いのです。自賠責は対人にしか保障が適用されませんから、それ以外は全て自腹という非常にリスクの高いものです。

よく「事故相手が車ならバイクの方が有利だ」という話もありますが、これは少し錯覚かなと思います。確かにそういうこともあるとは思いますが、現に僕が車と事故を起こした時は過失割合が五分だったり、また車に乗っている友人がバイクと事故を起こした時の過失割合が相手の方が上だったりと、一概に「バイク有利」とは言えず、完全にケースバイケースと考えるべきだと思います。

以上から、自賠責保険だけではなく必ず任意保険に加入することを勧めます。安心してバイクに乗るためにも、「備えあれば憂いなし」という状況を作っておくべきですね。

次は「保険料の仕組み」です

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