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バイク購入までの軌跡4

僕が初めてのバイクを買った時の浮き沈みするお話。全7回です。こちらのページ下部で一覧を用意しています。

我が母校の生徒は「走り屋」「ヤンキー」「オタク」の三極化

インターネットが普及している現在では、情報収集には事欠くことはあまりありませんが、当時はダイヤルアップ回線のユーザが少数いるぐらいで、満足に情報など集められず、クチコミや雑誌が主な時代でした。

で、比較的・・・というか圧倒的に学力の低いウチの高校は、一部を除き勉強と縁遠い人々が集まってくるわけで、その人種を三つに分けると標題の通り、走り屋・ヤンキー・オタクになるわけです。

「走り屋」「ヤンキー」の集団が多かったこともあり、バイクの情報も集まりやすいわけで、誰が情報元なのかはわかりませんが、「紹介しようか」と言われれば、何となく安心できるのが正直なところです。

その店は学校の近くにあると言われてましたが、僕からすれば「バイク屋なんかあったっけか?」という印象です。連れて行ってもらう前日に注意深く学校の周りを散策してみましたが見つかりませんでした。

そして当日、友人に「どこにあるんよ。」と言いつつ誘導してもらうと、「そりゃわからんわ」的な場所にバイク屋が存在していたのです。

怪しい感じがする倉庫運営のバイクショップ

一般的に倉庫みたいな建物は、企業が物品の置き場に使っていたり、何らしかの工場などに使われていることが多いと思われますが、そのバイク屋はバイクを倉庫に入れスタッフがその周辺でバイクを整備したり試乗したりしていました。

大きな道路が近くにあるものの、どう考えても倉庫にしか見えずそこにバイク屋があるなんて知っている人しかわかりません。そんな倉庫店舗にはパンチパーマか天パかわかりませんが、ちりちりヘッドのイカツイ中年男性と昔暴走族でイワしてたっぽい女性がおり、さらに学校を中退したクラスメートがなぜかそこで働いていました。

※「パンチですか?天パですか?」なんて怖くて聞けません。

もうね、抜群の怪しさだったんですよ。「紹介」という揺らぐことのない信頼感の80%が不安感に変わったのはいうまでもありません。しかし残り20%の物欲心が「エヌワン欲しい」と心の中でささやいた次の瞬間、

「エヌワン置いてます?」

と友人がイカツイ男性に尋ねました。(注:僕は黙りっぱなしです)

すると、「エヌワン?あー、今はないわ。オークションいかなアカンなぁ。」との返答。ここで黙っていた僕はついに・・・固まってしまいました(いわゆる悪化)

というのもですね、わざわざニーズが少ないNS-1をオークションで競り落としてくるということはですよ、ここで僕が「GO」と言ったらもう買うってことになるじゃないですか。

本当は欲しいんですけど、怪しい店の雰囲気がそうさせるんです。しかも値段が14万キッカリでちょっとお金余らそうとしていた僕にとっては予想外。任意保険に加入するとなると貯金の一部を切り崩さないといけません。

「こ、これは決めかねる・・・」

と判断した僕は、一度自宅に戻りゆっくり考えることにして、一旦その場を離れました。

色々と考え事をする

思った以上に課題が出てきたNS-1の購入。ここでわからないなりにも状況を整理することにしました。

  • バイクの止め場所をどうするか
  • 14万円でホンマにいいのか
  • 任意保険はどうするのか

バイクの止め場所をどうするか

なんだかんだでコレが一番気にしているポイントでした。親に許可もらわなくても何とかなるだろうと思っていましたが、そうなると家にはバイク停めれませんし、「友達のバイクやねん」とウソ付いても、ウソだとあっさりバレることなど当時のアホの僕でも十分理解できていました(笑)

要は内緒で買うとこういう悩みが発生するということで、まず決めなきゃいけないのは「本当に内緒で買うかどうか」です。これもそれなりに悩みましたが、よく遊ぶ友人らのほとんどが原付を持っており、その輪に加わりてぇ!!という思いを抑えきることがどうもできないと感じてました。

その一方でどうしても親を説得できるとは思えないとも感じており、高校卒業までちゃりんこオンリーは嫌だ、みんなで走りに行きたい、などなど色々と思いが交差し出したため、もはや欲望の制御が不可能。ゆえに、買ってしまうことに決めました。

で、泊め場所ですが、近所のマンションに小学校から付き合いのある友人が引越してきて、駐輪場がそこそこ広いという情報を教えてもらいました。・・・もうわかると思いますが、そこに「住人ですが何か?」的な態度で停めてしまえと無謀にも考えたわけです。(ホント、おろかですねぇ・・・)

14万円でホンマにいいのか

内緒で買ってしまうことを決めてしまったので、あとはその店で買うかどうかです。確かに14万は痛いんですが、未成年が「親に内緒で・・・」と言っているのに、怪訝な顔一つせずバイクを売るというドライさはなかなかお目にかかれません。

少なからず近所のバイク屋さんなら、少しいやな顔されると思いますし、僕がバイク屋なら「親にちゃんと言ってからの方がいいんとちゃう?」とあとでモメたりするのが嫌なので言うと思います。

さらに友人Mもこの系列店(ちっちゃい店舗があるんです)で買ってましたから、もうここに決めようと思いました。

任意保険はどうするのか

今の年齢なら有無も言わず入ってますが、当時はそうも行きません。何せお金があまりないので、少しでも出費を抑えたいのです。しかし、何かあった時は本当にシャレにならんというのは当時の僕でも少しはわかっていました。

その辺りを後日店の女性店員に相談すると、

「任意保険は入っておいた方がいいと思うよ。入ってない子もそりゃおるけどね。」

と助言をもらい、しばし考えるワタクシ。内緒で買ってるし、保障は手厚い方がヨカですよと思ったので、加入を決断。しかし、

「あ、家に保険証書届くで。」

と致命的な一言が発せられ、僕は踏みとどまりました。最初からソレ言わんかいやとココロの中で突っ込み、どーしたもんかと悩んだ挙句、

「家に保険証書届かないようにってできないんですか?」

と無謀に等しい質問を投げかけると、

「あ、できるよ。やっとこうか?」

とエライ軽く返事が返ってました。その軽さは「いつもこういう風にしてますねん」的な対応だ!と思い込んだ僕は、即加入の決断をしました。もちろん頭の片隅には「そんなんできるんですか」とは思ってましたが、やってもらえるならそうしてもらおうと身を任せることにしました。

そして一ヶ月後、とうとうNS-1が僕の目の前に現れたのです。

次は購入記その5「バイクを買ってはじめての○○」です。

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