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バイク購入までの軌跡3

僕が初めてのバイクを買った時の浮き沈みするお話。全7回です。こちらのページ下部で一覧を用意しています。

キーポイントは母

内緒で買うとは言ったものの、両親共々敵に回すわけにはいきません。そこで自分の気持ちを母には打ち明け、やや渋い顔をしながらも「夏バイトぐらいいいんじゃないか」という意見をもらい「母の了承は得た」ことにしました。

話が早いなと思いながら次はバイクだと思い、バイクについて色々話すと

「昔は私もなカブ乗っててんで。そのうちナナハン乗ろうと思ってたんやけど、背がちっこいから諦めたんやわ。」(母の身長は152cm)

と母がバイク肯定派であったことが発覚。これはこれは程よくバイクの許可も下りるんじゃないかと思ってましたが、

「あ、バイクは買ったらアカンで。お父さんに何言われるかわからんし。」

とバッサリ。とりあえず「バイトはするけどバイクは買わない」という口約束を交わし、夏バイトに臨みました。

隠密アルバイト実行記

工場の朝は早い・・・といっても、漁師さんみたいに早いわけではなく、8時には既に会社に居ないといけないので、7時には準備をほぼ完了させる必要があるわけです。そうなると6時起きかということになるのですが、そう簡単に事が運びません。

夏休みは毎日昼起きの僕が、朝イチに居間で毎日朝食を食べようとすると、当然ながら父と顔を合わせることになります。言葉は交わさなくても「息子は何をしているのだ」と疑いの目で見られるのは明白。かと言って、時間をずらすとバイトに間に合いません。

無視だけでは限界があるので、とりあえず家を出る前におにぎりを母に作ってもらって、会社で食べようかと考えていた初日の朝、コッソリと自室におにぎりが運ばれました。

何て気がきくのでしょうか。いやぁ申し訳ないなぁと思っていると、サッと居間に戻り家事を続ける母。そして父が出勤するのをベランダで確認し、母から「お父さん、仕事に行ったで」という内線をもらい、僕も出勤するという夏休みを過ごしました。

手にした資金「14万円」の行く先

夏休みを全てバイトに捧ぐ・・・なんてことはさすがにできない、というか体が労働についてこず、仮病を使ってトータル3日間サボッた工場バイト。それでも手にしたのは14万円と去年の約5倍の金額です。原付が新車では買えなくても中古なら手がでます。

当時僕が欲しかったのはホンダのライブディオZX。これがムチャクチャ流行ってて、ヤマハのZRと人気を二分していたといっても過言ではありませんでした。個人的趣向からZXを選んだわけですが、新車で16万中古でも10万は切らないぐらいの値段です。

「んー。ZX欲しいけど、他に何かないんかなぁ・・・」

買う手前になって周りがZXやZR一色に染まっていると、人と違うものが欲しくなってきた17歳の若造。「没個性の輪に加わってなるものか」とは思ってませんが、純粋に他に何かを求める意思が強くなってきました。

ここで出てきたのがミッション原付。ご存知の通りZXやZRはスクーターですが、中型や大型二輪のようにクラッチやギアのあるモデルが原付にも存在することを知り、当時の僕の目を引いたのがコレ。

色は黒です

「NS-1」通称エヌワンと呼ばれるバイク。車体がでかくてパワー不足で見かけ重視なマシンですが、当時の僕は「中型バイクが原付で再現できる」とやや誤った認識を持ってしまったのか、どこかがカッコいいと思ったのか、いつの間にやら「よし、エヌワンにしよう」と決めていました。

が、しかしです。14万円を手に入れたと言えど、なるべく安く収めたいというのがお金の無い高校生の心情。しかもスクーターなら売っているバイク屋さんはたくさんありますが、NS-1というやや一般外のニーズのバイクを売っているところを見たことがないのです。

「うーん、そもそもエヌワンって売ってるところあるんかな。」

こういう悩みを友人らに相談してみると、

「エヌワン?売ってそうなところ知っているで。紹介しよか?」

とアッサリにわか解決。バイクなどの大きな買い物は買うまでが楽しみでもあることから、もうそこから気分は常に上々です。肝心の「親の許可はホンマに要らんのか」「強行手段に出て問題ないのか」などこの時点では何にも考えてませんでした。全て勢いです。

全ての問題を棚上げにしつつ、バイク屋に行く日を決めてその日を心待ちにするのでした。

次は購入記その4「歯車が噛み合ったかに見えたバイク購入」です。

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