バイク購入までの軌跡 3
これまでのあらすじ
本文
内緒で買うとは言ったものの、まずはお金がないと何も出来やしません。「世の中
は金だが、人生はお金じゃない」を強く主張したところで、バイク屋さんは「ハイどうぞ」
とバイクはくれんのです。(誠意でバイクは買えんのです。)
しかし、父に厳しく短期バイトを禁じられていましたので、どこからお金を調達すれば
よいのかサッパリです。理性がぶっ飛べば犯罪に走ってしまいそうな雰囲気ですが、
並以上のヘタレなのでそんなことはできません。というわけで、父の命令に背くことに
おちつきました。(あっさり)
さて、長期バイトではいずれボロが出てしまうので、ここは短期で一発勝負。夏休み
が勝負の時です。バイト先は昨年友人Mが働いていた工場に決め、二人で働くことに
なりました。
勤務先も決まり、いよいよ夏休みが始ろうとしたとき一つの問題が起きました。
工場が朝早いので、父の出勤時間と僕の出勤時間がカブルのです。これだけは
計算外でした。普段休日は昼くらいに起きる僕が、毎朝6時くらいにパンをカジって
いると何を言われるかわかったものではありません。(自爆してしまいそうです。)
というわけで、母に父が出勤したあとに僕に内線でその旨を連絡してもらうという
スパイ役を依頼することにしました。そして、正直に僕はこういいました。
「夏休み暇やからバイトするねん。もう面接受かってんねん」(確信犯)
という事後報告を母にしてみました。ダメかな・・・と思いながらも、シブシブ了承を
得ることができました。あまりにもアッサリいきすぎたので、「バイクを買おうと思っとる」
と口がすべりそうになったとき、母が間髪入れずにこう言いました。
「バイク(原付)は買ったらアカンで。」
ダテに僕の母を17年(当時)勤めてません。見事にクギをさされました。
しかし、ここで反発するわけにはいきません。ここは母の言うことを聞いておこうと思い、
「わかった」と返事することに留めておきました。(もちろん、あきらめておりません。)
しかし、ここで母が数ヶ月後に大きな爆弾を持って僕の前に現れるとは、
そのときの僕は、まだ知るヨシもなかったのです。
バイク購入までの軌跡4に続く>